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検討会(技術評価部会)開催しました―スマート農業技術の導入判断につながる情報発信について考える―

IPCSAでは、スマート農業技術に関する共通課題等について議論をするため、営農類型ごとにプラットフォームを設置しています。

また、各プラットフォームの枠を超えて対応すべき課題については、個別のテーマごとに「検討会」を設置することとしています。

これまでの各プラットフォームでの議論の中で、「技術導入の判断に必要な情報が不足している」等の御意見が多数あったことから、今般、IPCSA検討会を立ち上げ、スマート農業技術の導入を支える情報発信について考えることをテーマに設定した「技術評価に関する作業部会」(技術評価部会)を開催しました。

■第1回技術評価部会の内容

本部会では、スマート農業技術の活用による経営メリットの有無を確認でき、導入の検討につながる情報発信について、生産者、県(普及担当者)、農業経営コンサル、金融機関等の方々とともに意見交換を行いました。

最初に、現在取り組まれている情報発信として、

  1. スマート農業実証プロジェクトの成果概要(農水省)
  2. 農業経営計画策定支援システム(農研機構)
  3. IPCSA事務局が行う委託調査事業の概要(野村総研)

を共有しました。

詳細はこちらからご覧ください。


意見交換は、

  1. どのような情報がスマート農業技術の導入判断において必要か
  2. 情報をどのように技術導入先に伝えていくべきか
  3. 必要な情報をどのように収集していくべきか

という3点を中心に行われました。

参加者からは、

  • スマート農業の導入シミュレーションソフトや経営指標は、使い方次第では有益。
  • 具体的でない一般化した情報より、詳細な事例が必要。
  • 営農類型や規模、スマート農業への関心度合いなど、受け手に合わせた情報発信が重要。
  • 情報収集する範囲を特定するとともに、費用対効果の情報のみならず、圃場条件や作業実態等のメタ情報、幅広い地域の情報、失敗事例等を収集していくことが必要。

等のコメントがありました。


詳細はこちらからご覧ください。
IPCSA第1回技術評価に関する作業部会_会議要旨.pdf

■まとめ

労働力不足の解消、収量の増加や品質の向上など多様な課題に対処する切り札として注目されるスマート農業技術ですが、その導入判断には、一般化した単純な個々の技術の機能・効果だけでなく、圃場規模や土壌条件などのメタ情報に加え、経営背景・方針など数値化できない様々な情報も重要であることがわかりました。

また、情報発信には、受け手側のスマート農業への関心度合い、活用状況に合わせて行うことが重要であるほか、情報収集には、収集範囲を特定し、効果的・効率的に行う手法の検討が必要であることが共有されました。

引き続き、本部会を通しては、スマート農業技術の導入判断につながる情報発信とはどのようなものか、それをどのように実現するのかについて、皆さまとの議論を深めていきたいと思います。