【生産】認定事例vol.02―産地内データ共有・分析で水稲・大豆の生産性向上―
生産方式革新実施計画の認定事例
株式会社おしの農場、株式会社山正(山形県天童市)
ーー栽培管理システムデータの共有・分析を通じた生産性の向上ーー
株式会社おしの農場では、水稲(103.2ha)、大豆(12.4ha)などを栽培しています。これまでも収量コンバインのデータを活用した可変施肥やドローンによる除草剤散布や追肥等のスマート農業技術の導入に積極的に取り組んできました。
株式会社山正では、水稲(26.8ha)、大豆(7.3ha)などを栽培しています。就農当初から、データに基づいた合理的な生育管理を実践するために、圃場管理システム導入による営農情報の管理等のスマート農業技術の導入に積極的に取り組んできました。
Q.認定を受けた生産方式革新実施計画の取組について教えてください。
おしの農場と山正では、水稲などの栽培に栽培管理システムを新たに導入します。
それと併せて、新たな生産方式として、栽培管理システムで得られたデータ(地力・収量など)を産地内農業者と共有した上で、生育状況等のデータ分析を行い、分析結果を翌年度以降の施肥計画などに活用し、可変施肥などを行う取組を実施します。


Q.スマート農業技術活用促進法の計画認定を受けようと考えたきっかけを教えてください。
<おしの農業>
スマート農業技術を積極的に導入し、若い従業員も増加しました。経営の継承も見据え、農作業の効率化をさらに進めるため、データ活用の取組を考えていたところ、新たな計画認定制度の話を聞きました。
自社のデータだけを分析するよりも、管内農業者とデータ共有することでデータ分析の効果をより発揮できると考え、計画を申請することにしました。
<山正>
個人でもデータ活用の取組を進めていきたいと思っていたとき、おしの農場さんを含め、意見交換する機会があり、産地内農業者とデータを有効活用できる取組に興味を持ちました。
わが社は区画が小さいことが悩みだったので、 GPSレベラー等を使用した区画拡大と合わせて取組を進めようと考えています。
Q.これからのスマート農業について、展望や目標を聞かせてください。
<おしの農場>
収量・品質の向上だけでなく、経営の承継に向けた準備として、作業の見える化や作業の効率化をより推進していきたいと考えています。
また、労働時間の短縮や、女性や未経験者でも働きやすい環境整備に効果が見込めるので、これからの人材確保に有効活用したいです。
<山正>
収量・品質の向上だけでなく、新たな雇用確保に向けた作業の見える化や作業の効率化をより推進して、持続可能な農業に取り組みたいと考えています。

