【開発】認定事例vol.02―急傾斜地でも使えるドローン用高圧噴射システム―
開発供給実施計画の認定事例
ドローンプロフェッショナルサービス株式会社
ーー急傾斜地の果樹防除に活用可能なドローン用高圧噴射システムーー
ドローンプロフェッショナルサービス株式会社は、2020年に設立し、千葉県内のみかん・びわ農家を中心にドローンを用いた農薬散布サービスや点検・測量、機体販売やメンテナンス、ドローンスクール運営等の事業を実施しています。
Q.貴社で開発を行うスマート農業技術を教えてください。
各種農業用ドローンに装着可能で、急傾斜地でも農薬を散布可能な高圧噴射システムの開発を行います。そして、開発した高圧噴射システムを装着したドローンを用いて、全国で農薬散布サービスの提供を予定しています。
このような急傾斜地でもドローンによる農薬散布で省力化を実現し、地域農業を活性化するお手伝いをしたいと考え、これまでの弊社の技術を生かし、高圧噴射システムのアタッチメントを開発しようと考えました。
急傾斜地では高度を維持しないと、ドローンが樹木に接触してしまうのですが、高度を維持すると農薬が拡散して散布効率が低下することが課題でした。高圧噴射システムによって、高度を維持しながら樹冠下部までの散布が可能になります。

Q.高圧噴射システムで計画認定を受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
弊社がドローンによる農薬散布サービスを実施している千葉県の房総半島は、びわ・みかんなどの果樹栽培が盛んです。しかし50度ほどの急傾斜地で栽培している農業者も多く、地域の農業者から手作業での農薬散布が大きな負担になっているとの声を聴くなかで、弊社のサービスを進化させること、地域農業の活性化に貢献したいと考えていました。
令和6年から、全農千葉県本部などと連携し高圧噴射システムでの防除の実証試験を行い、農薬散布の効果が得られたこともあり、計画認定を受けてサービス提供を加速化し、千葉県のみならず全国への広域化も実現するために計画の認定を受けることとしました。

Q計画の認定を受けて活用する日本政策金融公庫の制度資金について、どのようなメリットを感じているでしょうか。
計画認定の特例として、日本政策金融公庫の制度資金(スマート農業技術活用促進資金)を活用します。弊社のようなサービス事業者が利用できる長期低利の資金は少ないので、サービス提供に必要な資金調達にとって大変役立ちます。
計画申請や融資の申込みには書類の作成も必要ですが、計画の申請書の作成段階から、公庫千葉支店や農林水産省と相談を重ねていくことで、円滑に申請することができたと感じています。
