【生産】認定事例vol.08―電照栽培導入と全自動菊選別ロボット結束機活用による生産性向上―
生産方式革新実施計画の認定事例
合同会社アグリフラワー福島(福島県福島市)
ーー電照栽培の導入と全自動菊選別ロボット結束機の活用による生産性向上ーー
合同会社アグリフラワー福島は、福島市において花きの栽培等を行っており、主に小菊、リンドウ、芍薬、花木類などを栽培しています。これまでも作業等の管理と効率化を進める観点から、栽培管理システム等のスマート農業技術の活用に積極的に取り組んでいます。
Q.活用するスマート農業技術、新たな生産方式への転換についてお聞かせください。
小菊栽培において、集出荷作業を省力化するための「全自動菊選別ロボット結束機」の活用と併せて、露地栽培から赤色LED電球を用いた電照栽培への切り替えと電照栽培に適した感応性が高い品種の導入に新たに取り組みます。
電照栽培にすることで、開花調整が可能となるため、需要が高い時期の集中出荷が可能となりますが、これに伴う人手不足が課題となります。
そこで、花きの出荷において時間がかかる選別・調製作業 (茎切断、下葉処理、重量選別、結束、仕分)を自動化することで、効率的な出荷を実現し、労働生産性の向上を目指します。

Q.計画認定を受けたきっかけを教えてください。
小菊の需要は8月のお盆と9月の彼岸に集中するため、開花期を緻密にコントロールできる電照栽培が収益アップに効果的です。しかし、短期間に大量の商品を扱うため、繁忙期の人手不足や作業の長時間化に伴う出荷ロスなど、問題点も多くあり、より効率的な出荷体制の確立を図る必要性を強く感じていました。
そのような中で、農水省のHPでスマート農業の新制度について知り、農政局や県庁、JAのみなさんの後押しもあり、今後の事業拡大を見据えて計画認定を受けようと考えました。
計画認定によって、福島の小菊を全国に知ってもらう機会になると嬉しいです。

Q.小菊栽培の生産性向上に向け、今後の意気込みをお聞かせください。
今回の計画では、ロボット結束機の活用と電照栽培への切り替えの取組に関する認定を受けましたが、今後は収穫作業の効率化を進めるために、一斉収穫機の導入も検討しているところです。
導入予定の収穫機が2条用の規格であるため、1条植えから2条植えに切り替えを行うことで、副次的な効果として、単収の増加も期待しています。
栽培品種、栽培方法の変更に不安もありますが、作業の省力化や収益性の向上を期待しています。
本計画を通じて、人手不足の中でも安定的な生産体制の確立を目指してまいります。
