【生産】認定事例vol.09―搾乳ロボット等とフリーストール牛舎の導入による収益性アップ―
生産方式革新実施計画の認定事例
株式会社石田牧場(神奈川県伊勢原市)
ーー 搾乳ロボット等とフリーストール牛舎の導入により、収益性アップ ーー
株式会社石田牧場は、神奈川県伊勢原市において、成牛35頭、未経産牛12頭、自給飼料畑延べ12haを経営する酪農家です。両親の高齢化による労働力不足の懸念や、自給飼料面積の拡大のため、搾乳作業の省力化等、スマート農業の導入に取り組みます。
Q.活用するスマート農業技術、新たな生産方式への転換についてお聞かせください。
活用するスマート農業技術は、「搾乳ロボット」と牛の「行動管理システム」です。新たな生産方式として、牛が牛舎内を自由に歩き回れる「フリーストール牛舎」を導入します。
「搾乳ロボット」は、牛が自ら搾乳機に入ると、完全自動で搾乳を行うロボットです。「行動管理システム」は、牛に付いたICタグで牛の行動を観測し、歩数や体温の変化から発情兆候や体調不良等を感知する機器です。
「搾乳ロボット」と「行動管理システム」は、牛が広い面積を自由に行動することを前提としていることから、機器の効果を最大限発揮する生産方式として、「フリーストール牛舎」への変更を行います。

Q.計画認定を受けたきっかけを教えてください。
牛の管理・搾乳等の作業には、多くの労力がかかります。また、複数人で牛の管理を行うと、個体ごとの体調の情報共有が困難です。労働力不足の解消のためには、作業の自動化や個体情報の管理が重要となります。
新たな機器等の導入を検討する中で本計画のことを知り、関東農政局に問い合わせ、その後何度かの打合せを経て認定となりました。


Q.酪農経営の生産性向上に向け、今後の意気込みをお聞かせください。
現在は、35頭の牛を管理していますが、管理の省力化・効率化で飼育頭数を58頭に増頭しようと考えています。
また、近年の飼料価格高騰に伴い、いかに安定して飼料を確保するかという点も経営上の課題となっていて、スマート農業機器等の導入により、牛舎での作業時間を減らし、自給飼料の増産に充てる時間の確保が可能になると考えています。
今後とも、効率的な牛舎の管理を進め、経営力強化を進めていきたいと思います。

