【生産】認定事例vol.10―AI自動収穫機活用と出荷方式転換でブロッコリーの収穫・出荷効率UP―
生産方式革新実施計画の認定事例
音更町ブロッコリー運営協議会(北海道音更町)
ーーAI自動収穫機の活用、大ロット出荷方式への転換により労働生産性向上ーー
音更町ブロッコリー運営協議会は、十勝管内のブロッコリー生産農家64戸で構成される協議会で、現在、115haでブロッコリーを栽培しています。高齢化による人手不足に対応するため、省力化に向けた自動収穫機の導入と出荷方式の転換に取り組みます。
Q.活用するスマート農業技術、新たな生産方式への転換についてお聞かせください。
活用するスマート農業技術は、収穫に適したブロッコリーをAIが自動選別して収穫するAI自動収穫機です。
また、新たな生産方式として、機械収穫したブロッコリーを、従来の小型プラスチックコンテナ詰めの出荷から大型鉄コンテナによる出荷に切り替えることとしており、これにより、畑からの運搬や出荷に要する作業時間を短縮し、労働生産性の向上を目指していきたいと考えています。
また、木野農業協同組合では、サービス事業としてAI自動収穫機を利用したブロッコリーの収穫作業を受託するとともに、鉄コンテナでの受入れに必要となる集出荷施設の改修を行う予定としています。

Q.計画認定を受けたきっかけを教えてください。
ブロッコリーの収穫については、現状、一つ一つの花蕾の大きさを目視で確認しながら手作業で行っており、また、ほ場からの出荷も小型のプラスチックコンテナを使用しており、多くの人手を要する状況となっています。
しかしながら、昨今は、音更町においても人手を確保することが非常に難しく、スマート農業の活用促進が求めらています。
認定を受けることで、地域におけるスマート農業の一層の普及が期待できるとともに、集出荷施設の改修に係る補助事業の採択に向けた優遇措置を利用できることから、認定を申請することにしました。

Q.ブロッコリー栽培の生産性向上に向け、今後の意気込みをお聞かせください。
AI自動収穫機の活用については、令和11年度から開始する予定としており、それまでは、機械メーカーがプロト機で行う収穫試験に協力しながら、導入に向けての準備を進めていきたいと考えています。
また、集出荷施設の改修については、令和8年度末の竣工を目指しており、改修規模などの具体的なことについては、今後、検討していくこととしています。
将来に向けても人手不足が避けられない中、本計画も含めたスマート農業の普及により、農業者が安心して持続的な営農ができる環境が構築され、ひいては地域の発展にもつながることを期待しています。
