【開発】認定事例vol.05―レーザー除草・害虫防除ロボット―
開発供給実施計画の認定事例
フタバ産業(株)(愛知県岡崎市)
ーー雑草の成長点等にピンポイントに照射するレーザー除草・害虫防除ロボットーー
フタバ産業株式会社は、1945年設立の愛知県岡崎市に本社を置く企業で、主に自動車部品の製造を行っております。2017年より農業事業にも進出しており、燃焼式暖房機の排気ガスに含まれるCO₂を浄化し、貯蓄・供給ができるアグリーフCO₂システムを展開して環境に配慮した技術にも積極的に取り組んでいます。
Q.計画認定を受けて開発を行うスマート農業技術について教えてください。
レーザーを用いた除草・害虫防除を行う自律走行型ロボットの開発を行います。独自に開発したAI深層学習による画像処理技術を活用し、作物と雑草や害虫を瞬時に判別し、エネルギー効率の良い青色レーザーを用いて、雑草の成長点や害虫の急所をピンポイントで照射し死滅させる技術と、GPSなどのGNSSに頼らず、専用カメラで作物列から走行ラインを算出するシステムや、旋回ルートと位置情報を自動算出するシステムを組み合わせて、自律走行システムを構築することとしており、これらのコア技術についてそれぞれ開発、改良を行います。

Q.開発供給実施計画の認定を受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
当社は、自動車部品製造で培ったレーザー溶接技術や製造ラインの画像検査における画像認識技術等のコア技術を応用し、農業分野でも「環境」「安心」「豊かな生活」の価値提供を実現するため、「レーザー除草・害虫防除ロボット」の開発を進めており、更なる開発が必要であることから、大阪大学や農研機構らとコンソーシアムを設立し、開発供給実施計画の認定制度の趣旨に適した取組であると考え、申請・認定に至りました。

Q.レーザー除草・害虫防除ロボットの今後の展望についてお聞かせください。
現在課題となっている雑草の枯死率向上、自律走行システムの精度改善、害虫検出技術の高度化及び防除率の向上に向けては、コンソーシアム間の連携を強化し、現場での実証を重ねることで、実用性と信頼性の確保を図ります。


また、我々が開発する「レーザー除草・害虫防除ロボット」は、農業現場の省力化と収量の安定化に直結する革新的な技術であり、持続可能な農業の実現に大きく貢献すると確信しています。

2030年の有機農業の普及目標の達成に向け、早期に実用化できるよう開発を進めて参ります。