【生産】認定事例vol.12―ほ場の大区画化と均平化+水管理システム導入で水稲栽培の水管理を最適化―
生産方式革新実施計画の認定事例
株式会社黒澤ファーム(山形県南陽市)
ーー「水管理システム」+「ほ場の均平化、畦畔除去によるほ場の大区画化」ーー
水稲において、畦畔除去によるほ場の大区画化ともに均平化を行うことで、水管理システム1台当たりの作業効率の向上を図り、労働生産性の向上を実現する。
Q.認定を受けた取組についてお聞かせください。
水管理システムをすべての水田に導入するという計画で認定を受けました。入水ゲートと排水ゲートを設置しスマホ等でゲートを操作することで、遠隔で水田の水管理ができます。また、畦畔除去による大区画化と圃場の均平化も同時に行います。圃場の面積を広げ、圃場の水位の偏りをなくすことで、1基の水管理システムで広い面積を管理することができます。
現在所持する水田100枚すべてにシステムを入れると100基の機器が必要になりますが、大区画化により水田の枚数を50枚に減らし、導入するシステムの台数を少なくすることで、機器導入のコストを抑えつつ、システム1基あたりの導入効果を最大化しようと考えています。

Q.スマート農業機器を導入する理由と、計画認定を受けるメリットについて、教えてください。
所有する水田面積は現状で30haと広いのですが、1つ1つの水田の規模が小さく、特に水管理が困難になっていました。今後、経営規模拡大を行うにあたり、煩雑な水管理を楽にするため、システムを導入することにしました。
計画認定のメリットとして、補助金等のポイント加算や優先採択等が受けられるということなので、ぜひ活用したいと思っています。

Q.水稲の生産性向上に向け、今後の意気込みをお聞かせください。
水稲栽培で使用できるスマート農業機器はいくつかありますが、水管理システムは、大型の機械に比べて導入がしやすく、効果も実感しやすいものだと思います。今回は水管理システムの導入について認定を受けましたが、農地の大区画化により、他のスマート農業機器についても導入の効果が出やすくなります。そのため、2,3年後にはロボットトラクタの導入も検討しています。
今後も、省力化、効率化に関する取組を進めて、経営の強化につなげていきたいです。
