【開発】認定事例vol.06―急傾斜・高い草丈でも対応できる自動電動草刈りロボット―
開発供給実施計画の認定事例
株式会社ユニック(東京都足立区)
ーー中山間地域の急傾斜法面で草丈の高い雑草にも対応可能な自動電動草刈りロボットの開発を実施ーー
株式会社ユニックは、東京都足立区に本社を置き、電動ロボットの開発・製造・販売を行っております。農業分野では、高齢化、人手不足及び農作業事故といった課題に対応するため、これまでに傾斜地対応の電動ラジコン草刈り機を開発しており、今後も環境に優しく、安全性と効率性を両立するスマート農業の実現に取り組んでいきます。
Q.計画認定を受けて開発を行うスマート農業技術について教えてください。
当社は、中山間地域の急傾斜法面や草丈1m以上の雑草にも対応可能な自動電動草刈りロボットの開発を行います。独自のクローラ構造※1とサスペンション機構※2により、最大45度の急傾斜でも安定した走行と効率的な草刈り作業を実現します。
さらに、遠隔操作・自動運転機能を搭載することで、作業者は現場に立ち入ることなく、省力的かつ安全に除草作業を行うことが可能となります。これにより、高齢化や人手不足、炎天下作業による熱中症といった農業現場の課題解決に貢献し、持続可能な農業の実現を目指します。
※1機体の走行機構(キャタピラの構造)
※2路面の凹凸を車体に伝えにくくする緩衝装置

※本紙に使用している草刈り機の写真はいずれも既存の製品です
Q.開発供給実施計画の認定を受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
近年、農業現場では高齢化や人手不足が深刻化しており、特に中山間地域の急斜面では、依然として刈払機による重労働が中心です。既存のラジコン草刈り機は普及が進み、多様な現場で活用されていますが、中山間地域特有の急傾斜や複雑な地形に十分対応できる機械は限られています。
こうした課題に対し、当社はこれまで培ってきたロボット開発技術を生かし、「現場に立ち入らずに安全に作業できる」自動電動草刈りロボットの開発に挑戦したいと考え、申請・認定に至りました。今回の計画認定を通じて、実用化に向けた検証と普及を加速させたいと考えています。

※本紙に使用している草刈り機の写真はいずれも既存の製品です
Q.中山間地向けの自動電動草刈りロボットの今後の展望についてお聞かせください。
自動電動草刈りロボットの開発に向けて、中山間地域の草刈りを担うサービス事業者に既存のラジコン草刈り機を導入し、現場での知見を蓄積しています。
また、これらの知見を踏まえて農研機構の圃場で実証を行うことで、草刈りロボットの操作性や耐久性を高めていきます。
将来的には、作業データの活用も取り入れ、より高度な草刈り管理や作業効率化を実現することで、普及と持続的な活用を通じて中山間地域の農業の発展に貢献していきます。


