【開発】認定事例vol.07ーダイコンをロボットハンドで自動整列ー
開発供給実施計画の認定事例
学校法人立命館(立命館大学)(京都府京都市)
ーーだいこんの葉切り・洗浄設備や選別機への、ロボットハンドでの自動搬入システムーー
立命館大学、ホクレン農業協同組合連合会、北海道大学、北海道立総合研究機構、アドバント株式会社、北海道科学技術総合振興センターから構成される「重量野菜自動整列システム研究開発コンソーシアム」は、露地野菜の安定供給を支える選別出荷施設の省人化に向けた重量野菜自動整列システムの研究開発に取り組んでいます。
Q. 計画認定を受けて開発を行うスマート農業技術について教えてください。
① 効率的な整列を実現する搬送技術
② 水・土・葉付きでバラ積み状態での位置・姿勢の検出を行う画像認識技術
③ 不整形で水・土・葉付きの約1kgの滑りやすいだいこんを高速かつ安定搬送するロボットハンド技術
これらの技術を独自に開発し、各技術を組み合わせた省人化システムを構築します。このシステムによりだいこん洗浄選別施設の作業人員を63%削減(1ライン11名→4名に人員削減が可能)することを目標として取り組みます。

Q. 開発供給実施計画の認定を受けようと思ったきっかけをお聞かせください。
だいこん洗浄選別施設では、収穫後の土・葉付きの約1kgのだいこんを人手で仕分けし、葉の向きを揃えて整列し、葉切り・洗浄装置及び選別装置へ整列供給する作業を行っています。高重量かつ滑りやすい作業のため労働負荷が高い作業であり、施設全体の約6割を本作業に充てています。また、農村地域の人口減少もあり人員確保に苦慮しています。
他の作業は自動化されているものの、整列供給作業の自動化技術は存在しないことから、北海道大学、北海道立総合研究機構等とコンソーシアムを設立し、開発供給実施計画の認定制度の趣旨に適した取組であると考え、申請・認定に至りました。

Q. 重量野菜自動整列システムの今後の展望についてお聞かせください。
重量野菜自動整列システムの開発に向けて、搬送技術、画像認識技術、ロボットハンド技術といった開発技術をコンソーシアムメンバーで分担し開発を進めています。
また、実装に向けた市場性調査も実施し、開発後に多くの導入が図られる取組も進めています。
本システムの導入を進めることで、生産者のだいこんの安定生産・所得安定及び消費者への安定供給に貢献していきます。
