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2月のスマ農トピック①ー農研機構発「データ駆動型アプリ」で変わる、乾田直播の雑草管理ー

ポイント

農研機構は、農薬メーカーと共同で出芽時期と出芽前の除草剤散布適期を示すLINEミニアプリを開発し、2/2に公開しました。また、乾田直播水稲の栽培時に主要な水田雑草であるノビエの葉齢を撮影画像から判定し、その後の生長を予測するアプリも開発・公開しています。これらのアプリはスマートフォンで利用でき、稲の出芽時期やノビエの成長を予測することで、除草剤の効果的な散布時期を判断するのに役立ちます。 

乾田直播が省力化につながる理由

乾田直播は、乾いた田んぼに直接種をまく栽培法で、育苗や田植えの工程を省けることから、大きな省力化効果があります。従来の移植栽培では、種まき→育苗→代かき→田植えという一連の作業が必要で、人手も時間もかかりました。特に春先は、代かき作業と田植え作業が重なり、作業負担が集中しがちでした。しかし乾田直播では育苗、代かき、田植えが丸ごと不要になるため、農作業のピークを平準化し、生産者の規模拡大にも貢献します。

乾田直播の悩みは雑草管理

一方で、乾田直播はノビエをはじめとした雑草の適期防除が課題でした。気温の高い時期に播種することが多いため、雑草が一気に成長しやすく、除草剤の効きやすいタイミングを逃してしまうことも少なくありません。

農研機構発「データ駆動型アプリ」が省力化をさらに後押し

こうした課題に応えるのが、農研機構が開発した「データ駆動型アプリ」です。スマートフォンで利用可能であり、乾田直播栽培の乾田期(乾田直播栽培で播種から入水するまでの時期)の除草剤の散布適期情報を得ることが可能です。 

乾田直播栽培の乾田期の除草剤散布は、①稲出芽前、②稲出芽後の2時期において行われることが基本であり、タイミング良く除草剤を散布することが重要です。 

<稲出芽前:「乾田直播出芽予測お知らせLINE」を利用した除草剤散布適期情報の取得> 

 本アプリは、「生産者圃場の最寄りのアメダス観測所がある市町村」、「播種日」等の入力により、最寄りアメダス観測所での過去3年分の平均気温から有効積算温度を計算し、出芽予測日と非選択性除草剤の散布適期の目安をお知らせします。 

<稲出芽後:「ノビエ葉齢判定アプリ」を利用した除草剤散布適期情報の取得> 

本アプリは、ノビエの個体を撮影することで葉齢を自動判定し、さらに今後2.5葉期、3.5葉期および4.5葉期に到達する時期を予測します。葉齢を正しく判定するための撮影のポイントは、「近くから写す」、「1個体だけ写す」、「真横から写す」、「個体全体を写す」ことです。 

このアプリで示されたノビエの各葉齢到達時期と散布予定の選択性除草剤のラベル使用晩限をつき合わせることにより、計画的な除草剤散布作業が可能となります。 

アプリの入手方法

アプリは以下のQRコードからダウンロードください。 

乾田直播出芽予測お知らせLINE
ノビエ葉齢判定アプリAndroid版
ノビエ葉齢判定アプリiOS版

参考