4月のスマ農トピック③ー「農研機構 食と農の科学館」の見どころを紹介!
リニューアルした食と農の科学館では、農研機構の研究成果を、実物展示や体験を通じて分かりやすく紹介しています。今回はその中から、スマート農業に関する代表的な展示を3つ取り上げ、見どころをご紹介します。
農業用ドローンの展示
最初にご紹介するのは、農業用ドローンです。
農業分野でドローンの利用としてまず挙げられるのが、農薬や肥料の散布です。短時間で広い面積に対応できることから、水稲をはじめとするさまざまな作物で使われるようになってきました。
次に、ドローンを使ってほ場を上空から撮影し、作物の生育状況やばらつきを把握するセンシングがあります。空撮によって得られた画像データから、ほ場全体の状態を面的に確認できるようになります。
さらに近年では、こうしたセンシング結果をもとに、ほ場内の生育ムラに応じて肥料の量を調整する「可変施肥」も行われるようになってきました。
展示されているドローンは、株式会社NTT e‑Drone Technologyが開発したものです。同社は、農研機構のスマート農業施設供用の制度を利用し、食と農の科学館の目の前のほ場でドローンの飛行試験を行っていました。
農研機構のスマート農業施設供用の取組については、こちらをご覧ください。


協働運搬ロボット「メカロン」の展示
次にご紹介するのは、農研機構とベンチャー企業が共同で開発した協働運搬ロボット「メカロン」です。
メカロンは、果樹園などの農業現場で使われることを想定しています。収穫物や資材、農作業用の道具など、農作業の中で繰り返し発生する運搬作業を担うロボットです。
作業者の後ろを追従して走行する機能や、一度通った経路を記憶して自動で走行する機能を備えており、人が作業を続けながらロボットが荷物を運ぶ使われ方が想定されています。

AIに挑戦!ウンカをカウントする体験展示
最後にご紹介するのが、AIを活用して水稲の害虫であるウンカをカウントする技術です。画面に表示された画像の中からウンカを見つけて数える作業に、来館者自身がAIに挑戦する形で参加できます。
私も実際に体験してみましたが、半分以下の正答率でした。思ったより難しく、AIの認識精度の高さに驚かされました。
来館された際には、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

担当者による展示案内
食と農の科学館では、団体での来館を希望される場合、概要説明付き見学やガイド付き見学をご利用いただけます。専門的な内容についても、一般の方にも分かりやすい言葉で説明しますので、農業や研究に詳しくない方でも、安心して見学できます。
概要説明付き見学やガイド付き見学を希望される場合は、 食と農の科学館のホームページより、事前にお申し込みください。(予約はこちらから)
少人数でガイドを希望される場合も、事前にご連絡いただけましたら可能な範囲でご案内いたします。
展示を通じて、食や農業、研究の世界を身近に感じていただければと思います。ぜひお気軽に、食と農の科学館へご来館ください。
