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7月のスマ農トピック①―会員アンケートで見えた「3つの期待」と、IPCSAの今年の取り組み―

IPCSAでは、会員の皆さまからの声をこれからのIPCSAの活動に活かすため、昨年20256月~7月に会員ニーズ調査アンケートを実施しました。会員数996名に発出し、255名の方からご回答をいただきました。

本コラムでは、アンケート結果(#みんなの声)と昨年度活動した内容や今年度の活動を対応づけてご紹介し、「回答がどのように運営や企画に活かされるのか」を見える化します。アンケートからは、IPCSAに期待されている役割が大きく3つに整理できました。今年度の活動は、この結果を踏まえて設計しています。ここでは「アンケートの声がどのように反映されているのか」を分かりやすくご紹介します。

期待①:導入判断につながる「事例」と「効果」の情報がほしい

IPCSAに求める機能として最も多かったのは、「スマート農業導入者による事例紹介・効果説明」(131件)でした。また、入会動機としても「スマート農業に関する情報を求めているため」が最多(192件)となっており、会員の皆様はIPCSAの情報発信に期待をしているということが確認できました。

この結果を踏まえ、昨年度はコラム・活動報告の記事発信や、会員に向けた毎週のメールマガジン配信を行ってきました。会員の皆さまが「まず何を見ればよいか」「どこから情報を集めればよいか」をわかりやすく、基礎情報から最新動向まで幅広く届けることを意識してきました。

今年度はさらに、会員限定の優良記事の発信や毎月のオンラインセミナー等を通じて、単なる技術紹介にとどまらず、導入後の使い方や得られた効果、検討時のポイントなど、導入判断に役立つ情報提供を強化していく予定です。例えば、なぜ技術を導入したのかや技術を活用する上での工夫、導入時に悩みやすいポイントなど「比較しやすい情報」「判断しやすい情報」へと磨き込んでいきます。まだ会員になっていらっしゃらない方にとっても、ウェブサイトを通じて「何を見れば判断できるか」がつかめるような発信を目指していきます。

期待②:協働先・連携先と出会える「マッチング」を増やしてほしい(特に地方)

IPCSAに求める機能として次に多かったのは「スマート農業をテーマとしたマッチングイベント(地方開催)」(117件)でした。入会動機でも「連携先・協働先を求めているため」(122件)が多く、ネットワーク形成への期待が表れていました。

この結果を踏まえ、昨年度は地方農政局とともにスマート農業推進フォーラム等で接点づくりを行いました。また、会員サイトで他会員様へのお問い合わせ機能や事業提案の機能を実装し、オンライン上でも「相談できる・つながれる」仕組みを整えてきました。
会員限定ページを新設しました | 活動報告 | スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)

今年度は、昨年度に引き続き、地方イベントへの出展や大型イベントへの出展を通じた接点づくりに加え、マッチングの機会をより設計していきます。生産者・開発者が、それぞれの課題感を持ち寄り、次のアクションに進めよう、会員同士の相談・連携につながる場を作っていきます。

期待③:現場に近い「学びの機会(実践・実技)」がほしい

学びの機会についてもニーズは高く、「研修(実践・実技)」(95件)、「研修(座学)」(83件)が上位に挙がりました。知識を得るだけでなく、現場で使える形で理解したいという期待が読み取れました。

この結果を踏まえ、昨年度は「スマート農業経営セミナー」と題し、有識者を講師にお迎えし、研修を行いました。スマート農業を経営の中でどう位置づけるか、現場導入に向けてどのような考え方が必要かといった点を整理する機会として、学びを届けてきました。

昨年度実施した研修はアーカイブ動画も掲載しておりますので、ご興味ありましたら是非ご覧ください。
人材の育成 | 活動報告 | スマート農業イノベーション推進会議(IPCSA)

今年度は研修に加え、対面で行う実地指導など、より実装に近い学びの機会を用意していきます。現場では、技術そのものの操作だけでなく、導入前の確認事項(ほ場条件、運用体制、作業フロー、データの扱い方等)も含めて検討が必要になるケースが多くあります。そうした「導入前後のつまずき」を減らせるような学びの設計を意識していきます。さらに、プラットフォームや検討会といった議論の場も活用し、現場課題と技術開発・普及の目線をすり合わせる機会を継続的に作ってまいります。

皆様のアンケートの回答が、IPCSAの次の活動をつくります

IPCSAでは、総会、イベント出展、マッチング、情報発信、プラットフォーム・検討会など多様な活動を行っていますが、その優先順位や中身を決めるうえで、会員アンケートは重要な材料です。今回の結果から見えた「事例と効果の情報」「地方でのマッチング」「実践的な学び」という3つの期待を、これからの活動に落とし込んでいきます。

今後のアンケートでも、皆さまの率直な声をお寄せください。情報の収集・共有・発信、関係者間のマッチング、人材育成、技術的な検討の4つの活動の改善・強化につなげていきます。


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